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とうめい厚木クリニック
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ペインクリニック外来


担当医 岡本 健一郎(昭和大麻酔科)

ペインクリニックとは、文字通り、ペイン(痛み)のクリニック(診療所)という意味です。
「痛み」というのは、なかなか他人に理解されない症状であり、人知れず苦しむことも多いでしょう。また、「痛み」そのものが不安や恐怖、睡眠障害や意欲の低下、食欲の減退などを伴うやっかいな症状なのです。

そもそも「痛み」があることで、元の病気そのものが悪化することもあるのです。したがって、「痛み」はがまんすべきものではなく、他の症状より優先して取り除くべき症状なのです。こういった「痛み」を専門にあつかい、診断・治療する診療科がペインクリニックです。「痛み」に対しては、痛み止めや湿布だけではなく、おもに神経ブロックという手段を使って治療します。

また、血流を改善する効果のある神経ブロック法を応用することによって、いろいろな痛みを治療するのはもちろんのこと、血液の流れを改善することで取り除かれるような痛み以外の症状も治療の対象となる診療科です。

神経ブロックについて


神経ブロックといっても、神経を切断するわけではありません。ブロック針という細い針を使いますが、鍼灸と違って、知覚神経や交感神経の近くまで針を進め、局所麻酔薬を注入する西洋医学的な治療方法です。

神経ブロックは痛みが出たら、すぐにでも施行するほうが、より効果的です。しかし、急性期の痛みだけではなく、慢性痛も対象となります。慢性的な痛みでは、「痛みの悪循環」が生じています。

この「痛みの悪循環」の状態を高速で回転している車輪に例えてみます。この車輪に対する神経ブロックの役割は、局所麻酔薬が効いている時間が約30分から2時間ぐらいですので、その間ずっとかかるブレーキと考えられます。そして、最終的には悪循環を停止させようというものです。つまり、局所麻酔薬を使用しているからといって、手術をするためのいわゆる麻酔ではなく、また麻酔が効いている間だけの単なる痛み止めとも違います。

局所麻酔薬は知覚神経や自律神経の一つである交感神経などの電気的信号を遮断するために使われ、その効果として痛みが抑えられ、血流が改善するのです。
また、いろいろな病気の症状は末梢の血流が悪くなった結果出てくるものが多いので、交感神経の過度の興奮を抑える交感神経ブロックは痛み以外の症状にも有効なのです。

■交感神経

自律神経の一種で、興奮すると血管を絞めて血流を減少させる働きや汗を出す働きなどをおこなう神経系です。

■「痛みの悪循環」

炎症やけがで痛みを伝える知覚神経が興奮して、その情報を電気的信号に変えて脊髄に送ると、脊髄にある交感神経などのセンターまでもが興奮するようになり、その交感神経の働きで血管を収縮させ、知覚神経へ行く血流が悪くなって、たまった発痛物質がさらに知覚神経を刺激し、さらに興奮させる悪循環のことです。

■神経ブロックを受けられない人はいますか?

神経ブロックは、小学生ぐらいから、90歳以上の高齢者まで施行しています。歳だから痛いのは当たり前だとあきらめる前に、一度ペインクリニックを受診してみたらいかがでしょうか。
ただし、37℃以上の発熱時や局所麻酔薬にアレルギーがある人は神経ブロックを避けた方がいいでしょう。抗凝固薬を服用している人はブロックの種類により避けた方がよい場合もあります。

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ペインクリニックの対象となる具体的な病名


■痛みの病気


  • 頭痛(緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛)
  • 顔面痛
  • 三叉神経痛
  • 頚・肩・腕の痛み
  • 外傷性頚部症候群(いわゆる「むち打ち症」)
  • 四十肩・五十肩
  • 肩関節周囲炎
  • 帯状疱疹
  • 帯状疱疹後神経痛
  • 反射性交感神経性萎縮症
  • カウザルギー
  • CRPS
  • 腰痛(腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症)
  • 脚の痛み・しびれ
  • レイノー症候群
…など

■痛み以外の病気


  • 顔面神経麻痺
  • 突発難聴
  • 多汗症
  • 顔面けいれん
  • 網膜血管閉塞症
  • アレルギー性鼻炎
…など

その他


当クリニックでは、神経ブロックは昭和大学ペインクリニックの専門医がおこなっています。

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