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東名厚木病院
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医療安全管理室


平成15年9月から「医療安全管理室」を開設し、医療安全に関する業務を担っています

基本方針
業務内容
活動内容紹介
事故報告・対応ルート
相談・対応フローチャート
その他資料
患者さん安全ハンドブック

基本方針


患者さんが安全な医療を受けられる環境を整え、医療事故を防止し、適正な医療を提供する

業務内容


  1. 医療安全対策の実施および推進に関すること
  2. 医療安全推進担当者の統括及び指導に関すること
  3. ヒヤリハット事例の収集および分析、ならびに改善策の立案に関すること
  4. 医療事故発生時の関わり
  5. 医療事故の原因分析および対策の立案に関すること
  6. 医療事故安全管理マニュアルの作成・指導及び管理に関すること
  7. 医療安全管理に係る病院各部門との連絡調整に関すること
  8. 安全管理委員会の運営
  9. その他医療安全管理に関すること

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活動内容紹介


  1. TRN(Tomei Risk News 東名リスクニュース)6ヵ月毎 現在No.22
  2. 医療安全管理室速報 ニュースの配信 現在No.21
  3. 三思会通信(職員向け情報をトッピクスとして掲載する)「医療安全管理室だより」現在、No.55

図: 掲示板

写真: マニュアル

掲示板


マニュアル

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事故報告・対応ルート



事故報告・対応ルート

相談・対応フローチャート



相談・対応フローチャート

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その他資料


三思会通信に医療安全に関する記事を掲載しています。その一部を紹介します。

苦情(クレーム)に対する対応


そもそもクレームはなぜ発生するのでしょうか?それは、お互いが「意識の差」「常識の差」「求めるものの違い」があるからです。不快な気分が受け入れる容量を越えたときに、「なんだこの態度は、失礼な!」「我慢も三度までだ!」などという、苦情(クレーム)になってしまいます。そこで、クレーム対応時の基本姿勢のHEATスキルを紹介します。

H: Hear (良く聴く)

相手の話をさえぎらないで適切なあいづちを入れながら最後まで辛抱強く、注意を払って聴くこと。

E: Empathize (共感する)

患者さんの不満や不愉快になった気持ちを引き起こす原因となった事実を共感すること。

A: Apologize (状況に対して謝る)

こちらに非がある、なにがしにかかわらず不快感や不具合を与えたことに対して謝ること。

T: Take responsibirity for action (問題の解決に対して責任を示す)

問題・状況を明確に理解し、ニーズに答える行動を具体的に伝えること。
画像

これらのHEATスキルを使って、部署の中でロールプレイを行うことも有効だと思います。身近に発生したクレームに前向きに対応してゆきましょう。

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医療安全教育 「医療危険予知トレーニング」の導入に関して


医療安全を実践するうえで、医療危険予知トレーニング (KYT: Kiken Yochi Training) が有効だと言われています。当院では、平成18年より導入し、医療場面における危険の感受性を高めることにより、医療事故防止に寄与しています。また、チーム医療を実践する上での、チームワーク作りに貢献しています。ここで、医療KYTを簡単に紹介します。

■医療KYT(危険予知トレーニング)とは?

医療KYTは、産業界で開発されたKYT (危険予知トレーニング…住友工業和歌山製鉄所) を医療界でも活用できるように改変し、トレーニング内容も危険の多い医療現場を想定して組み立てられたものです。医療事故を減少させ、医療現場の安全文化を醸成し、患者さんへの安心な医療の提供と共に、職員も安心して医療を提供できる環境を作るために欠かせないものとして導入されてきています。

KYTを実施する上で大切な考え方

  1. リスク・クライシス低減
  2. 保全・予防
  3. 全員参加

3つの原則があります。
図: リスククライシス低減の原則

■危険予知活動の種類

図: 危険予知活動の種類

危険予知活動は、上図に示すように「健康問いかけKYT」「タッチアンドコール」「一人KYT」「イラストKYT」「指示だし指示受けKYT」インシデントレポートKYT」等の種類があります。

  1. 健康問いかけKYT
    職員同士が、健康状態を把握し、必要な判断・対応を加える事によりより安全な業務を実践できます。観察項目は、「姿勢」「動作」「表情」「目」「会話」の5項目です。それぞれ五感を使って観察し、気になった点、例えば、「目が赤いけれど、夕べ眠れなかったの?」とを声かけます。業務開始前に職員同士で声を掛け合いましょう!
  2. タッチアンドコール
    チームワーク作りや互いのサポート体制の必要性を意識付ける為に効果的です。例えば、下図のように、医師や看護師、栄養士や事務職員等が、一緒にチームワークを高める為に今日の目標を声に出して唱和します。手を重ねる(スキンシップ)ことで、連帯感が高まり、活動意欲を高めてくれます。

    図: タッチアンドコール

  3. 指差し呼称
    一人一人が安全で確実な作業等を実施するために、眼・腕・指・耳・口を総動員して確認する方法です。誤判断・誤操作・誤作業を防ぎます。目標物をしっかり目で見て指差します。目からの情報を脳が認識、次に声に出して口輪筋を活用し、さらに手の動きを加えて、耳まで振り上げてそのまま降ろして「ヨシ!」と言います。間違いの確立は、指差し呼称すると、何もしない時に比べて、6分の1に減少するという実験結果があります。是非、指差し呼称をして間違いを減少させましょう!

    図: 指差し呼称

  4. イラストKYT
    医療現場の危険因子を含んだイラストを準備します。イラストの中に潜む危険を考え、その危険を回避できるような対策を考えることにより、リスク感性を高めます。

    図: イラストKYT

  5. 指示だし指示受けKYT
    実施者のエラーの中には、的確な指示が出されていないことが原因で、エラーが発生することも少なくありません。エラーを防止するためには、指示者が、業務実施者に指示を出す際に『的確な指示』を出すことが必要です。そこで、指示者は実施者に指示内容を5W1Hで的確に伝え、実施者に復唱を求め、実施者は危険のポイントを伝えます。更に、実施者に復命(報告)を求め、安全に確実に実施されたかを確認します。また、ねぎらいの言葉をかけることでチーム意識を高めることができます。これらの事を、ロールプレイで体験して活用できるようになることが大切です。

    図: 指示だし指示受けKYT

  6. インシデントレポートKYT
    インシデントの分析の手法は、RCA、メディカルセーファー、4M4E、Pm-SHELL等があります。しかし、この4ラウンド法を活用すると、30分から1時間という短時間で、対策を立案する事が可能となります。
    この4ラウンド法は、次の表のように進めます!

    段階
    目標
    内容
    第1ラウンド
    現状把握
    「どんな危険が潜んでいるか」
    第2ラウンド
    本質追究
    「危険のポイント」
    第3ラウンド
    対策樹立
    「あなたならどうする」「わたしならこうする」
    第4ラウンド
    目標設定
    「私達はこうする」

    インシデント・アクシデントの発生した臨床現場で、なるべく早い時期に話し合いを行い、対策立案、再発予防に活用しましょう。慣れてくると、30分で1事例の分析が可能!

    これらの医療KYT活動については、「医療における危険予知活動マニュアル第1部〜第5部」「医療における危険予知訓練 マニュアル ベーシック編」に詳しく掲載していますので是非、参照してください。
    (安井電子出版会、神奈川県看護協会、東名厚木病院、北里大学病院、厚生中央病院、聖マリアンナ医科大学病院、神奈川県立こども医療センター との共同企画。)

    写真: DVD5巻 第3部 東名厚木病院 撮影

    写真: マニュアルブック ベーシック編 改訂版

    写真: 医療KYT活用カード

    DVD5巻 第3部 東名厚木病院
    撮影


    マニュアルブック ベーシック編
    改訂版


    医療KYT活用カード

■問題解決型学習モデル

図: 問題解決型学習モデル
医療事故に対する考え方は、「問題解決型学習モデル」に示すように要因分析をして対策を立案する方向へとすすんでゆきます。重要な事例の要因分析方法は、1.Medica SAFER 2.RCA 3.SHELLモデル 4.4M-4E方式 5.インシデントレポートKYT (問題解決4ラウンド法) …等が代表的なものです。
その中で、「メディカルセーファー」(河野龍太郎:医療におけるヒューマンエラー参照) を参考に分析しています。
この分析方法のメリットは、時系列に沿った情報収集に加えて当事者の心理状態も把握することが出来るため、チーム医療を実施する上で、エラー発生要因となるチームエラーの原因・コミュニケーション不足・課題を発見することが出来るといわれています。但し、インタビュアーの技術に熟練する事が必要となってくることが注意を要する点です。

■イベントレビューによる分析


図: イベントレビューによる分析

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東名厚木病院内の安全教育についての取り組み


  1. 年2回の講演会を安全管理委員会で実施
  2. 新入職オリエンテーション

    1. 全体のオリエンテーション 半日、「安全管理体制」「医療KYT」について講義
    2. 全職種 中途採用者オリエンテーション 1時間「安全管理体制」「医療KYT活動」
    3. 看護部 段階別研修 講義、グループワーク、ロールプレイを取り込み看護部教育委員会と連携して研修の企画・運営を実践

      図: 医療安全院内教育

      研修会は、安全管理委員会、看護部教育委員会、認定看護師、多職種で連携!
      ※ 平成19年度より、寸劇、ロールプレイ、グループワークを随所で取り入れて、参加型研修を活発に実施中!

  3. 安全管理室速報の発行
  4. TRNの発行
  5. 医療安全管理室だより 安全管理委員 メンバーがコラムに参加!



患者さん安全ハンドブック


皆さんに健康で過ごしていただく為には、皆さんご自身にも知っていていただくと安心なことがあります。
また、医療・福祉の現場で働く私たちは、安全に業務を遂行するために『危険予知トレーニング』を導入するなどして、日々努力をしています。
私たちは、皆さんにもその活動を理解して参加していただき、一緒に医療事故を防いでゆきたいと考えています。そこで、『これから医療を受けるみなさまに』という患者さん安全ハンドブックを作成しました。

患者さん安全ハンドブック
患者さん安全ハンドブックの作成方法


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