スタッフブログ

NST始動!

2025年8月4日

〜食べる力と楽しみを、チームで支える〜

このたび、当施設では「NST(栄養サポートチーム)」を立ち上げました。
「NSTってなに?」「どんなことをするの?」と感じる方もいらっしゃるかと思います。

今回は、NSTの活動内容や私たちが大切にしている想いを、皆さまにご紹介させていただきます。

 

◆ NSTってなに?

NSTとは「Nutrition Support Team(栄養サポートチーム)」の略です。

医師・看護師・管理栄養士・介護職・ケアマネジャー・リハビリ職など、さまざまな職種が連携して、「その人らしく、食べること」を支えるチームです。
病気や加齢により、飲み込む力が低下したり、誤嚥のリスクが高くなったりした方に対して、どうすれば安全に、安心して食事を続けられるかをチームで考え支援します。

なでしこの里のNSTは、ただ栄養を摂るだけでなく「食べることの楽しみ」こそが、心の元気や生きる力につながると考えて、支援を重ねています。

 

◆ 施設でのNST、具体的にはこんなことをしています

  •  食事の形(普通食/刻み食/ペースト食など)の調整
  •  飲み込みや姿勢の評価と工夫
  •  必要な栄養補助食品や点滴の検討
  •  ご本人やご家族への説明・相談対応
  •  職員向けの勉強会やカンファレンスの実施

多職種で話し合い、一人ひとりの“食べる力と楽しみ”を支えていきます。

 

 

◆ 「最期の一口」まで寄り添う支援

NSTの支援は、元気になることだけが目的ではありません。
人生の終わりに近づいた方にとっても、「食べること」は尊い時間です。

たとえ少しの量でも、「もう一度、あの味を味わいたい」という思いに寄り添う。
たとえ飲み込めない状態でも、口の中を湿らせて、わずかに味を感じてもらう。

それは、「生きている実感」であり、ご家族との最期の思い出にもなります。

「もう食べられない」ではなく、「どうすれば、もう一口を安心して味わってもらえるか」を考え、最期までその人らしい食事の時間を、心を込めて支えていきたいと思っています。

 

 

◆ これからに向けて

NSTは、まだ始動したばかりのチームです。
けれどもすでに、施設の中に少しずつ「食べることを見つめ直す空気」が広がっています。
これからも、私たちは一人ひとりの「食べる力」「食べる楽しみ」「食べる意味」に向き合い、
多職種が力を合わせて、“その人らしい食”を支える存在でありたいと思っています。

どうぞこれからのNSTの活動にご注目いただき、気になることがあればお気軽にスタッフへお声かけください。

 

 

◆ おわりに

「食べること」は、心と身体をつなぐ営みです。

毎日の食事が、今日も小さな幸せでありますように。

私たちNSTは、そんな願いを込めて支援を続けています。