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糖尿病チーム

栄養指導のご紹介

2019年7月29日

今回は栄養科より、当院の栄養指導についてご紹介いたします。

皆さんは、食事療法や栄養指導についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

「あれもダメ、これもダメ、食べるものがほとんどない!」「どうせ叱られるんでしょ?」と感じておられる方がいらっしゃるかもしれません。でも、基本的に、糖尿病だからといって食べていけないものはありません。逆に、血糖値を下げようとして極端に食事量を減らすなど、必要な栄養を摂らずにいれば、血糖値は下がるかもしれませんが、体力が低下し、不健康となって本末転倒となってしまいます。

  • 糖尿病治療の目標は、
  • 【食事】必要なだけの食事を「量・バランス・食べ方」に気をつけて摂り、
  • 【運動】適度に体を動かし、
  • 【薬物】病状に応じてお薬のサポートを得ながら、
  • 血糖値を良好に保つこと、それによって、合併症の発症・進展を防止することです。

さて、栄養科では、皆さんの食事療法をサポートするため、連日個別栄養指導を行っています。その際、最も重視していることは、「継続できる」「習慣化できる」ことです。糖尿病治療において、食事療法は基本中の基本であり、どんなに多種多様なお薬を使ったとしても、食事療法が疎かでは血糖コントロールは困難です。ですから、無理なく続けられることが重要です。ただ、患者さんにはそれぞれに、長年培った食習慣や嗜好があると思います。例えば「病院食のような献立を自炊しましょう」「間食は今後一切だめです」などと指導しても続くはずもありません。

そこで栄養指導の導入時には、まず個々の食習慣や嗜好を詳しく伺い、どうしたらその方の病状に適した食事に近づけられるかを評価します。その上で、栄養バランスを整えるためのポイント、目安量、外食メニューや中食(お惣菜など)の選び方、間食のとり方について、患者さんに実行できそうなことから提案します。患者さんのご都合次第では、取り組み状況に応じた新たな提案ができるよう、定期的に来ていただくこともあります。

その他、栄養についてより深く学びたい方のために、日本糖尿病学会による「食品交換表」を用いたり、糖質摂取量が治療の鍵となってくるインスリン療法中の方には、食事中の糖質量を把握するカーボカウント」をご説明するなどしています。

食事に不安や疑問がある方、血糖コントロールを良くしたい方、栄養指導を受けたい場合には、ぜひ主治医にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちが糖尿病食事療法をサポートいたします!

東名厚木病院 栄養科 管理栄養士 山本 佳奈

運動療法 第3回(3回シリーズ)

2019年6月1日

最終回は立って行う運動をご紹介したいと思います。

立って行う運動には、バランスを崩しやすいものもありますので、安全に行えるようにはじめは掴まりながら行ってみてください。

※筋力トレーニングは息を止めずに呼吸を意識しながら行ってください。息をとめながら行うと、血圧が上がりやすくなりますので、注意してください。

・壁に両手をついて腕立て伏せをします。

・壁に対して身体の角度を調整することで負荷の調整ができます。

・まずは10回から開始して徐々に回数を増やしていきましょう。

 

 

 

○スクワット

  • ・まずは掴まりながら行いましょう。
  • ・椅子に座るように膝を曲げていきます。
  • ・膝に痛みがある方は無理をしないでください。
  • ・まずは10回から開始して回数を増やしていきましょう。

○片足立ち

・バランスを崩しやすいので掴まりながらはじめましょう。

・30秒~1分間、姿勢を保持します。余裕があれば時間を伸ばしていきます。

 

 

 

 

○かかと上げ

  • ・まっすぐ伸びあがるようにしましょう。
  • ・親指に体重をかけるようにします。
  • ・まずは10回から開始して回数を増やしていきましょう。

○段差昇降

  • ・ご自身にあった高さの段差(10~20 cm程度)で行います。
  • ・手を大きく振ることで負荷量が増えます。
  • ・30秒~1分連続で行ってみましょう。体力に合わせて時間を伸ばしていきましょう。

3回に分けて「糖尿病の運動療法」についてご紹介してきました。みなさまの運動の参考になりましたでしょうか。有酸素運動(ウォーキングや水泳など)とともにぜひ行ってみてください。

決して「運動をいっぱいしたからたくさん食べていい」というわけではありません。食事療法・薬物療法と一緒に運動療法も行ってくださいね。

わからないことがあれば主治医に確認しながら今後も糖尿病と上手にうまく付き合っていきましょう。

 

(東名厚木病院 リハビリテーション科 DMチーム一同)

 

運動療法 第2回(3回シリーズ)

2019年5月15日
  • 今回は座ってできる運動について紹介したいと思います。
  • 座って行う運動は、バランスを崩しやすい人、足腰が痛い人におすすめです。
  • 運動に自信がない人も行える簡単な運動になりますので、少しずつ初めてみましょう。
  • ※筋力トレーニングは息を止めずに呼吸を意識しながら行ってください。息をとめながら行うと、血圧が上がりやすくなりますので、注意してください。

○膝伸ばし

  • ・反動をつけないようにゆっくりと行います。
  • ・足首を天井に向けます。
  • ・10回ずつ行い、徐々に回数を増やしていきましょう。

 

  • ・反動をつけないでゆっくりと行います。
  • ・余裕があれば椅子に浅く座って行うと負荷が上がります。
  • ・10回ずつ行い、徐々に回数を増やしていきましょう。

○かかと上げ

  • ・反動をつけずにゆっくりと行います。
  • ・親指の指先に力を入れて、ふくらはぎに力が入っているかを意識して行います。
  • ・10回ずつ行い、徐々に回数を増やしていきましょう。

○足踏み

  • ・もも上げをしながら腕を前後に振ります。
  • ・できるだけ大きく手・足を動かすようにしましょう。
  • ・余裕があればペットボトルなどを手にもちながら行うと負荷が上がります。
  • ・30秒~1分からスタートして連続時間を増していきましょう。

今回は椅子に座りながら行える運動についてご紹介しました。テレビでも見ながら初めてみませんか?

次回は立って行う運動になります。お楽しみに。

(東名厚木病院 リハビリテーション科 DMチーム一同)

運動療法 第1回(3回シリーズ)

2019年4月30日

2018年11月17日に行われた糖尿病教室におきまして、みなさまから「もっと運動の内容を知りたい!教えてほしい!」というご意見を多数頂きました。そこで糖尿病運動療法について、特に、有酸素運動とともに行うとより効果的なレジスタンス運動(筋力トレーニング)についてご紹介したいと思います。

今回は第一弾として「糖尿病の運動療法とは」「準備運動~ストレッチ~」についてご説明いたします。

 

1. 糖尿病の運動療法とは

まず、全身状態・合併症によって運動をしてはいけない人や運動に先立ってお薬の調整が必要な場合があります。運動を始めるときは必ず主治医に相談してから開始するようにお願いいたします。

 

【運動療法の効果】

  • ・運動はエネルギーとしてブドウ糖が消費されるので、血糖値を下げる効果があります。
  • ・インスリンの作用を効きやすくする(インスリン抵抗性の改善)効果があります。
  • ・過体重の方にとっては減量に役立ちます。
  • ・加齢や運動不足による筋萎縮や骨粗しょう症の予防に役立ちます。

 

【運動と時間】

  • ・原則として実施可能な時間帯に行えますが、食後血糖を下げるためには、食後の1~2時間後に行うと効果的です。 (インスリンやインスリン分泌促進薬が処方されている方は空腹時・食前の運動は低血糖の危険があり勧められません。)
  • ・有酸素運動の場合、1回20~60分、週3~5回以上(合計150分以上)行うことが推奨されています。

 

【運動の内容】

  • ・有酸素運動:ウォーキングや水泳など、酸素をしっかり取り入れて行う運動。
  • ・レジスタンス運動:筋力トレーニングのこと。
  • ※有酸素運動・レジスタンス運動を合わせて行うことが効果的です。

 

2. 準備運動 ~ストレッチ~

突然、運動をたくさん始めると身体を痛めてしまうことがあります。準備運動として次のようなストレッチを行い、あらかじめ筋肉を伸ばしておいてから運動をはじめていきましょう。

 

【ストレッチのポイント】

  • ・勢いをつけないで行います。
  • ・息を止めないで行います。
  • ・どの運動も10秒程度行うようにしていきましょう。
  • ・筋肉が伸びているか意識してみましょう

 

○両手を上げる

肩が痛い方は痛くない範囲で行ってください。

 

 

 

 

 

 

 

○体幹回旋

腕は下がらないように気を付けましょう。

 

 

 

 

 

 

 

○体幹側屈

わき腹が伸びているのを意識してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

○ふとももの裏のストレッチ

 

 

 

 

 

 

 

 

○アキレス腱伸ばし

勢いをつけずにゆっくりと伸ばします。

 

 

 

 

 

 

 

  • 今回はストレッチの方法についてご紹介しました。
  • 次回第二弾では、座って行える運動についてご紹介していきたいと思います。

(東名厚木病院 リハビリテーション科 DMチーム一同)

 

糖尿病教育入院のご紹介

2019年3月25日

今回は糖尿病患者さんを多くお受け入れしている地域包括病棟から、糖尿病教育入院についてご紹介いたします。

糖尿病教育入院とは、初めて糖尿病と診断された方や治療を受けていてもコントロールが思わしくない方に1~2週間入院していただき、高血糖の原因を調べて治療するとともに、退院後良いコントロールを維持するため患者さん自身に糖尿病を良く知っていただくためのものです。糖尿病は医師任せ、お薬任せではコントロールできない疾患であり、食事・運動など生活習慣を必要に応じて改めたり、起こりうる合併症を知り定期検査を受けたり、お薬の作用を理解して低血糖を防止するなどの自己管理が必要なのです。これらの療養上の必要事項を、私たち看護師や管理栄養士、理学療法士、薬剤師、臨床検査技師が、医師とともにできるだけわかりやすくご説明させていただいております。

ご説明の際には、日本糖尿病協会が開発した『療養指導カードシステム』を用いてできるだけ正しい知識を身に着けていただくよう工夫しています。また、患者さんの課題は千差万別であり、毎週多職種が集まりカンファレンスを行って個別性のあるご説明ができるよう取り組んでいます。さらに、患者さんにとって分かりにくかった、入院から退院にいたる治療・検査・指導などの過程をクリティカルパスという工程表にまとめ、予めご案内できるよう現在作業を行っています。

至らない点もございますが、看護スタッフ一同、よりよい糖尿病療養のお手伝いができればと取り組んでおりますので、是非一度糖尿病教育入院をご検討ください。

教育入院等のご相談は、とうめい厚木クリニック(電話:046-229-3377)糖尿病外来までお気軽にお問合せいただければ幸いです。

地域包括病棟 看護課長 瀬川 千恵

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