臨床検査技師は、どんな仕事をするの?
0. 臨床検査の歴史
臨床検査の歴史は古く、古代ギリシャの時代には当時の医師が病気で苦しむ患者さんの「尿・便・血液・痰」のにおいや色調より病状を判断していました。日本で臨床検査が行われたのは明治時代以降、西洋医学の伝来とともに少しずつ広まりました。第二次世界大戦を経て1958年に国民皆保険制度が開始されると、多くの医療機関で臨床検査が必要となりました。時を同じくして誕生したのが「衛生検査技師」でした。1970年代になると検査が自動化され多くの検査が実施可能となりました。また業務内容が多様化したことを受け、名称が「臨床検査技師」になりました。
1. 仕事内容
臨床検査技師の仕事は前述した通り、患者さんより採取した「検体」の成分を分析する「検体検査」と、身体情報(心電図、呼吸機能、脳波、聴力、超音波検査での画像情報)などの「生理機能検査」に大別されます。さらに、採血など「検体を採取」することも重要な仕事になっています。また、多くの検査が自動分析装置を用いて行われる現代では、機器のメンテナンスや正確なデータを出せているかをチェックする「精度管理業務」も重要な仕事となっています。
2. やりがい
医師は患者さんを診察したうえで、必要な検査の依頼を出します。私たちは採取された検体をもとに、迅速に正確なデータを報告することが役割ですので、結果的にいちはやく治療が開始されることが「やりがい」になります。また、採血や生理機能検査では患者さんの目線で対応することが、検査の質を向上させる事に繋がる点は、「やりがい」になっています。さらに、医療の発展とともに新たな検査法も開発されていますので、情報を収集し、知識・技術をアップデートしていくことも「やりがい」といえます。
3. どうしたら臨床検査技師になれるの?
臨床検査技師養成の大学・短大・専門学校を卒業し、国家試験の受験資格を得て合格する必要があります。多くの方に臨床検査技師の仕事の「やりがい」を知ってもらい、興味を持っていただければ幸いです。
回答者 検査科 臨床検査技師 栗田 修





