鼠径ヘルニアってどんな病気なんですか?
鼠径ヘルニア(脱腸)とは
鼠径ヘルニアとは、足の付け根(鼠径部)が膨らみ、痛みや違和感を生じる病気です。
お腹の壁に穴があき、その隙間から主に腸が外に飛び出してしまうため、昔から「脱腸(だっちょう)」とも呼ばれています。
放置するとどうなる?
飛び出した腸が穴にはまり込んで戻らなくなると、腸の血流が悪くなり壊死(腐ってしまう状態)を起こすことがあります。鼠径ヘルニアは自然に治ることはなく、治療は手術が唯一の方法となります。
鼠径ヘルニアの手術方法
従来は、あいた穴を糸で縫って縛っていましたが、現在ではメッシュ(網状の医療用シート)を用いて穴をふさぐ手術が主流です。
手術方法には主に次の2つがあります。
前方到達法:皮膚を切開して直接患部を治療する方法
腹腔鏡手術(後方到達法):おへそなどからカメラを挿入し、お腹の中で治療する方法
患者さんのヘルニアの種類、他のご病気の状態、麻酔方法などを総合的に判断し、手術方法を決めていきます。
入院期間と術後フォロー
当院では、前日入院 → 手術 → 術後2日の3泊4日入院を基本としています。
術後も安心してお過ごしいただけるよう、きめ細やかなフォロー体制を整えていることが特徴です。
ヘルニア外来のご案内
2024年9月より、とうめい厚木クリニックにて毎月第1・第3土曜日の午前中に「ヘルニア外来」を開設しています。
「足の付け根が膨らむ気がする」「これってヘルニア?」と感じたら、お気軽にご相談ください。早期発見・早期治療が、安心につながります。
東名厚木病院 消化器外科 田澤 賢一先生






