東名厚木病院

神奈川県がん診療連携指定病院

認定

診療科

乳腺外科

乳腺外科IMAGE

乳腺に関する全てのお悩みに対応いたします

診療内容

おもに乳腺の腫瘍に対して、検査・治療を行っています。東名厚木病院では主に手術・放射線治療・化学療法を、とうめい厚木クリニックでは一般外来診療・マンモグラフィ・エコーなどの検査を行っています。乳腺に心配な症状のある方、他院や検診施設で精密検査が必要と言われた方は安心して当科を受診していただければ幸いです。

医療記事

【タウンニュース 厚木版】 東名厚木病院のがん治療と乳腺外科について
【厚木市保健センター 保存版9/15号】がん特集 乳腺外科 日野副院長のインタビュー

乳腺腫瘍の診断

マンモグラフィ

乳腺の検査の基本になります。乳房を圧迫しレントゲン撮影するため、撮影時に多少の痛みを伴います。当院では2019年にトモシンセシス撮影(3Dマンモグラフィ)を行える機種を導入し、さらに正確な診断ができるようになっております。検査は女性の検査技師が行います。

マンモグラフィ


エコー(超音波)検査

乳房にゼリーを塗り、プローベをあてて検査します。痛みは伴いません。腫瘍の性状や大きさを精査することに適しています。マンモグラフィと同様にエコーは女性の検査技師が行います。

エコー


病理検査

乳がんが疑われる患者さんには針生検を行い、顕微鏡での診断を行います。場合によっては吸引式針生検(マンモトーム生検)や穿刺吸引細胞診も行うこともあります。


乳がんの治療について

乳がんは女性のがんでは最も多く、他のがんと比較して若い年齢層の患者さんが多いのが特徴です。乳がんの治療は非常に複雑であり、手術のみで終わることはほとんどありません。放射線治療、薬物療法(化学療法、分子標的治療薬、ホルモン療法)の組み合わせによる集学的治療を行います。当院は神奈川県がん診療連携指定病院の認定を受け、多くの乳がんの患者さんに治療を提供しています。不明な点があれば担当医にご相談ください。

当院のがん治療について


手術

腫瘍の大きさや広がり、患者さんの希望も考慮して術式を決定します。腫瘍が小さめの患者様には乳房温存手術(乳房部分切除)をおすすめしています。リンパ節転移がある患者様には腋窩リンパ節郭清を必要としますが、臨床的にリンパ節転移がないと思われる患者さんにはセンチネルリンパ節生検を行い、なるべく体の負担にならないような手術をおこなっています。入院期間は7~10日程度です。乳房再建手術は形成外科と協力して行います。

手術


放射線治療

温存手術(乳房部分切除)を行った場合は手術後の放射線治療が必須となります。放射線治療は手術後、約1か月経過した頃から、ほぼ毎日(土日を除く)4~6週間かけて行います。全切除した場合でも、リンパ節転移を多く認められる場合も照射を行っています。東名厚木病院は2017年に最新型の放射線治療装置を導入しており、専門の放射線治療医が診療にあたります。


薬物療法

乳がんはタイプや進行度に応じて、化学療法(抗がん剤)や分子標的薬、ホルモン療法を行います。化学療法は専門の看護師・薬剤師などのスタッフを有する外来化学療法センターで行います。化学療法には副作用を伴いますが、現在では化学療法に伴う多くの副作用をいろいろな薬を併用することで抑えることができます。仕事をしながらの化学療法も不可能ではありません。近年は手術の前に化学療法を行う場合も多くなってきました。術前・術後の化学療法の場合は約3~6か月間、3週毎に点滴で行います。


むくみ・リンパ浮腫ケア外来

乳がんの手術を行ってからしばらくすると、腕のむくみなどの後遺症がでることがあります。
当院ではリンパ浮腫のケア外来を設けておりますので、ご希望の場合は担当医にご相談ください。

転移再発乳がんに対する治療

他臓器への転移・再発を来した患者さんの治療も積極的に行っております。近年は新しい治療薬が毎年のように承認されており、当院でも積極的に採用しております。 最近はがんゲノム医療も進歩し、患者さんそれぞれの「個別医療」も行われるようになりました。ゲノム医療拠点病院で行われる専門家会議にオンラインで参加し、がんの遺伝子変異に基づいた治療薬を提案しています。

転移再発乳がんに対する治療


緩和ケア

東名厚木病院は県央地区で唯一の緩和ケア病棟を有しております。東名厚木病院の緩和ケア病棟は全室個室で、医師をはじめ様々な専門家が、精神的および肉体的苦痛を取り除くためのお手伝いをいたします。

緩和医療

セカンドオピニオン

乳がん治療はエビデンス(臨床試験などによって示された科学的根拠)をもとに標準治療が確立されており、どこの病院でも基本的な治療方針に大きな違いはありません。しかし一部の病態では、治療方針に明確な基準がなく、病院によって勧められる治療方針が異なるケースも存在します。 東名厚木病院は神奈川県がん診療連携指定病院として、セカンドオピニオン外来を設けております。セカンドオピニオン外来は、「第2の意見」を聞く場として、患者さんご自身が納得のいく治療方法を選択するのに役立てていただくことを目的としております。他院に通院中で東名厚木病院のセカンドオピニオンをご希望の場合は「セカンドオピニオン外来のご案内」をご確認ください。
また東名厚木病院/とうめい厚木クリニックで乳がん治療を受けている患者様で、他院のセカンドオピニオンを希望される場合は担当医などにお申し付けください。

東名厚木病院・とうめい厚木クリニック実績

検査

2019年 2020年
マンモグラフィ 1,291 1,279
エコー(超音波)検査 1,537 1,497
針生検など
(マンモトーム生検、穿刺細胞診含む)
172 150

治療

2019年 2020年
乳がん手術 62 69
良性腫瘍摘出術 5 6
甲状腺がん手術
化学療法をおこなうためのポート造設 2 8
化学療法投与(経静脈) 441 533

医師紹介

常勤医師

日野 浩司(ひの こうじ)法人本部長

日野 浩司
大学
1987年 富山医科薬科大学(現富山大学)卒
資格
  • 日本外科学会外科専門医・指導医
  • 日本乳癌学会乳腺認定医
  • 日本消化器外科学会認定医
  • オンコプラスティックサージェリー学会乳房再建実施医師
  • マンモグラフィ読影医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本総合診療学会総合診療医
  • 病院総合医(日本病院会)
専門
乳腺外科、化学療法、緩和ケア、一般消化器外科、総合診療、臨床研修指導
一言
悩みよろず相談屋。皆様の様々な思いに対応できればと考えております。

鎌田 順道(かまた ありみち)診療科長

大学
2009年 山梨大学医学部卒
資格
  • 日本外科学会専門医
  • 日本乳癌学会乳腺認定医
  • 日本消化器外科学会専門医・指導医
  • オンコプラスティックサージェリー学会乳房再建実施医師
  • 遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)教育セミナー修了医
  • マンモグラフィ読影医
  • 乳がん検診超音波検査実施・判定医
  • 日本がん治療認定医
  • 消化器がん外科治療認定医
専門
乳腺外科、一般消化器外科、化学療法、一般内科外来
一言
乳がんの治療はとても複雑ですが、わかりやすい説明をいたします。
患者さんそれぞれに最適な治療を提供します。

臨床研究等

2020年

日野 浩司,鎌田 順道,福田 卓真,森山 亮仁,高坂 佳宏,神山 公希、山下 巌
緩和ケア俵等での乳がん末期患者の状況
第28回日本乳癌学会学術総会;Web:2020.10.9
鎌田 順道,日野 浩司,橋本 智子,小林 穂乃佳,福田 卓真,森山 亮仁,高坂 佳宏,神山 公希,山下 巌
当院における乳癌トモシンセシスの有用性の検討
第28回日本乳癌学会学術総会;Web:2020.10.9

2020年

鎌田 順道, 日野 浩司, 橋本 智子, 小林 穂乃佳, 福田 卓真, 森山 亮仁, 高坂 佳宏, 神山 公希, 山下 巌
当院における乳房トモシンセシスの有用性の検討
第28回日本乳癌学会学術総会;WEB開催:2020.10.9
日野 浩司, 鎌田 順道, 福田 卓真, 森山 亮仁, 高坂 佳宏, 神山 公希, 山下 巌
緩和ケア病棟での乳がん末期患者の状況
第28回日本乳癌学会学術総会;WEB開催:2020.10.9
牛山 浅美, 小島 淳夫, 鎌田 順道, 日野 浩司, 神山 公希, 野村 直樹
抗がん剤による末梢神経障害に対する圧迫療法の効果と患者背景因子の影響
第1回日本フットケア・足病医学会年次学術集会;横浜市:2020.12.4

2019年

日野 浩司、神山公希, 森山亮仁, 福田卓真, 山下巌
エリブリンの長期投与に関して
第26回日本乳癌学会学術総会;新宿区:2019.7.11
鎌田順道
乳癌治療の変遷と当院での乳癌治療について
第6回厚木臨床外科医会;厚木市:2019.11.28
鎌田 順道、宮前拓、萩原英之
針生検で浸潤性小葉癌が疑われた乳腺筋線維芽細胞腫の1例
日本臨床外科学会雑誌 80巻6号 Page1067-1072:2019.06
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